夏のエアコンは「何度にすればいいの?」「つけっぱなしと小まめに消すのはどっちが安い?」と迷いがち。環境省がすすめる室温28℃の考え方、電気代を抑える節約術、熱中症を防ぐ使い方をわかりやすく解説します。
夏の冷房について、環境省は室温の目安を28℃としています。ここで大切なのは、28℃は「設定温度」ではなく「室温(部屋の実際の温度)」の目安だということです。
同じ設定温度28℃でも、直射日光が当たる部屋や人が多い部屋では室温が下がりきりません。室温計を置いて、部屋が28℃前後になるよう設定温度を調整するのが正しい使い方です。
「外出のたびに消すべき?」という疑問への答えは、外出時間によって変わります。エアコンは室温を一気に下げる立ち上がりのときに最も電力を使うためです。
| 外出時間 | おすすめ |
|---|---|
| 30分〜1時間程度 | つけっぱなしが有利なことが多い |
| 2時間以上 | 消したほうが節約になる |
| 就寝中 | つけたまま(タイマー/微温で) |
日中の猛暑日は、短時間の外出ならつけっぱなしのほうが快適で電気代も抑えられる傾向があります。買い物や昼寝程度なら切らずに様子を見ましょう。
熱帯夜(夜間の最低気温が25℃以上)の日は、エアコンを切って寝るのはおすすめできません。室温が徐々に上がり、睡眠の質が落ちるだけでなく、就寝中の熱中症リスクも高まります。
| 状況 | おすすめの設定 |
|---|---|
| 熱帯夜(蒸し暑い) | 除湿(ドライ)26〜27℃、または冷房27〜28℃で朝まで稼働 |
| やや暑い程度の夜 | タイマー3〜4時間+自動運転の併用も可 |
| 冷えやすい・体が弱い人 | 設定温度を高め+扇風機の首振りで風を体に直接当てない |
切りタイマーで冷房を止めると、明け方に室温が上がって目が覚めたり、寝苦しさで睡眠が浅くなったりします。朝まで弱運転で稼働させる方が、電気代の増加以上に睡眠の質・熱中症予防のメリットが大きいとされています。
節約を意識しすぎてエアコンを切ると、室内での熱中症につながります。熱中症による救急搬送は、実は屋内で起きる割合も高いことが知られています。
環境省は冷房時の室温の目安を28℃としています。これは設定温度ではなく室温の目安です。部屋の温度が28℃前後になるよう設定温度を調整し、暑さで体調を崩しそうな場合は無理せず温度を下げてください。
30分〜1時間程度の短い外出ならつけっぱなしのほうが電気代を抑えられることが多いです。エアコンは室温を下げる立ち上がりに最も電力を使うため、長時間の外出時は消し、短時間ならつけたままが目安です。
扇風機やサーキュレーターを併用して空気を循環させる、フィルターを2週間に1回掃除する、室外機の周りに物を置かない、カーテンで直射日光を遮るなどが効果的です。自動運転モードの活用も省エネにつながります。
熱帯夜はつけたまま眠るのが基本です。冷房を切って寝ると室温が上がり、夜間の熱中症リスクが高まります。設定温度を26〜28℃程度にし、朝まで微風・自動運転で稼働させるのが安全です。
寝苦しさの主な原因が蒸し暑さ(高湿度)なら除湿、単純に室温が高いなら冷房が向いています。除湿は室温を下げすぎず湿度だけ下げられるため、冷えすぎが気になる人には除湿運転がおすすめです。